徹底した品質保証

御国製作所は、創業以来「最高の仕上がりでお返ししたい!!」という企業理念のもと、お客様に最高品質を提供することを第一義と考えております。
当社が求める最高品質とは、仕上がりが美しく・常に均一に仕上がり・加工不良を出さないで、お客様のニーズを最大限にお答えすることが、御国品質であり、御国ならではの安心感だと考えます。
御国品質は、一朝一夕の取り組みで実現するわけではなく、徹底した管理体制や日々の調整、そして長年試行錯誤を繰り返すことで得たノウハウ(経験)を積み重ねることで実現します。
全スタッフ一同、一丸となりお客様のご納得いただける御国品質を提供することを、ここにお約束いたします。

御国品質

徹底した管理・日々の調整×長年の経験(技術)=御国品質を生み出す

品質に対する取り組み

濃度・ph・温度管理

品質管理を行う上で、メッキ液の分析管理は最低条件の1つと考えています。なぜなら、メッキ液の分析管理を怠るということは、メッキ不良(割れ・剥がれ・色ムラなど)の原因に直結するからです。
当社では、最低2週間に1回の各薬品メーカーによるメッキ液の濃度チェックの実施と月1回の自社によるハルセル試験の実施を徹底しています。薬品メーカー任せではなく、自分たちで分析管理を行うことで、常に各薬品メーカー指定の推奨基準値を把握及び維持しています。

日々の配合調整

メッキの仕上がりは、日々の湿度やメッキ液温度等の微妙な変化でも異なります。
メッキ加工とは、常に同じ環境下で同条件の調合を行えば、同じ仕上がりの製品が完成するというものではありません。その時の一番最適な配合を行うことで、安定した製品を仕上げることができます。
当社では、作業前に必ず亜鉛メッキとスズメッキの膜厚や仕上がりを確認し、その時の一番最適な配合調整を日々行っています。

オーダーに合わせた調合

ご依頼部材の材質や形状、希望される仕上がりに合わせて最適な薬品補給を行うことは、必要不可欠です。
当社では、ベースとなる各メッキ液の状態を徹底管理することで、常に安定した品質を保っています。
日々消費するメッキ成分を補給し、成分を一定の状態にした上で、ご依頼部材の材質や形状にあった電力値に調整することで、膜厚を均一にします。

また、その日の気候による湿度や液温の変化など、様々な条件下に合わせた対策が必要です。
・夏場は、湿度が高くメッキ後の温度にばらつきがあり、変色の原因になります。
そのため、メッキ後の温度管理を徹底し、メッキ後すぐに乾燥するなどの対策を行っています。
・冬場は、気温が低くメッキ液の温度が低くなり、メッキ不良(膨れ・膜厚の不均一)の原因になります。
そのため、メッキ液の温度を上げるためにヒーターを入れるなどの対策を行っています。

創業から50年以上をメッキ一筋にやってきた経験と実績から材質や形状、仕上がり条件、さらにその日の湿度や温度など、様々な条件下に合わせた最適な薬品補給や対策を行うことで、仕上がりが美しく(高品質)、均一であることはもちろんのこと、加工時の不良数減少を実現しています。

御国品質2つの試験

メッキの膜厚検査

メッキの膜厚をJIS H 8501の蛍光X線式膜厚試験法によって測定します。
サンプルにX線を照射し発生する蛍光X線の量を測定することで、メッキの膜厚を求める方法です。測定するメッキの種類や厚みに合わせて、検量線を作成しています。正しく測定できているかを断面膜厚によって確認し、信頼性を確認しています。

メッキの成分検査

EU(欧州連合)における、RoHS指令及びWEEE指令、ELV指令等に関する特定有害物質の法規制に伴い、特定の化学物質の含有が制限されています。当社では、特定有害物質を含む六価クロメートではなく、上記有害物質を含まない三価クロメートを採用しております。蛍光X線分析によりメッキ内の有害物質を測定することで、常に安心で安全なメッキ製品を安定供給しております。

塩水噴霧試験結果(外部検査機関による耐腐食性試験)

塩水噴霧試験とは、中性の塩化ナトリウム水溶液を噴霧した雰囲気におけるメッキの耐食性を調べる試験方法です。
JIS規格(JIS H 8502)の中性塩水噴霧試験方法では、75~120時間噴霧し続けた際に腐食しない(錆びない)ことを推奨しています。
当社が施工した三価クロメートで上記記載の塩水噴霧試験を実施した結果、240時間腐食しない(錆びない)ことが証明されました。